加配までの道のり

 

今回は、保育園で加配を希望していたのにも関わらず苦戦した私の実体験を紹介していきたいと思います。

発達の凸凹に気づいたきっかけ

そもそも、うちの子の発達の凸凹が気になり始めたのは、保育園で2歳児クラスになったころです。

担任の先生との面談があり、その時に集団への指示が通りにくいというところを聞きました。

その頃の私は「2歳児クラスだし、仕方ないのかな」と思って、あまり気に留めていませんでした。

転園後の面談と三歳児健診

その後、保育園を転園することになり、二歳児クラスの秋ぐらいにもまた面談がありました。

そのときは、保育園のクラス全体の面談ではなく、うちの子だけが声をかけられた形でした。

先生の方からは、三歳児健診での相談や病院の受診を勧められました。

実はそのときもあまり気にしていませんでしたが、三歳児検診の時に個別面談の予約を事前にしておきました。

三歳児検診では、心理の先生も忙しくなるので、検診前に予約をすることをしてみました。

検診の延期と受診

実は、その三歳児検診も一度体調不良でリスケをしてしまったため、一ヶ月遅れてしまいました。

今となってはもっと早く動けたらよかったなと思います。

三歳児検診では、まず初めに一時間ほど心理の先生と話しました。

その時から分かっていましたが、個別に対応する分には特に問題を感じていなかったので、心理の先生も特に注意すべきポイントはなさそうでした。

なので、保育園に一度見学に来てもらうということで話が終わりました。

ちなみに、三歳児検診の先生にも相談しましたが、発達面の相談にはあまり乗ってもらえなかった感じでした。

保育園の見学と病院探し

三歳児検診からすぐ後に、心理の先生に保育園の様子を見てもらうことができました。

ここでのスケジュールはとても早かったです。先生が見に来てくれた結果、やはり病院の受診は必要という判断になりました。

そこからすぐに病院を探し始め、保育園の先生と保健センターの心理の先生に確認したところ、近所の病院が良さそうということで、そこに予約をしてみることにしました。

事前の情報で結果が出るまでに3回受診が必要ということは聞いていましたが、全然予約が取れず、一番初めの受診までに二ヶ月ぐらい待ちました。

検査結果と加配の申請

初めの受診の時は子供を連れて行き、保育園で言われたことや心理の先生からの手紙を渡して、うちの子は次回検査することになりました。

その検査の予約もかなり先でした。2回目の受診のときは、受診というよりも検査だけだったので、先生にはあっていません。

検査の結果、その場では何も伝えられずに終わりました。そして、そこからさらに月日を経て、3回目の受診でようやく結果を教えてもらうことができました。

そのときは子供を保育園に預けて、主人と2人で行きました。検査結果を聞き、ソーシャルスキルトレーニングが必要ということをお伺いしました。

先生には障害児のサービスの意見書を書いてもらいました。そのあとすぐに役所に行き、受給者証の申請手続きを行いました。

加配の申請とその後

児童発達支援施設はいくつか電話しましたが、ほとんどが空きがない状態でした。結局、見学は二か所しましたが、一つの方は空きがないということで、もう一つの方に決めました。

見学に行った時も、子どもが楽しそうに過ごしていたので良かったと思いますし、本人も行きたいと言ってくれたので一安心です。

ただ、受給者証が発行されるまでは児童発達支援のサービスを受けられない施設を選んでいたので、受給者証が発行されるまで車でちょっと待ちました。

加配の調整と体験

そこからやっと用意のサービスを受け始めました。病院の先生には加配は必要ないと言われていましたが、保育園の先生からはやはり苦手なところがあることも聞いていました。

保育園の加配をつけるためにはどうしたらいいのかと思って役所の人に聞いてみると、本人の名前とその診断名が書いてある書類があればOKとのことでした。

つまり、先生が加配が必要かどうかではなく、診断名がついていればOKだと解釈しました。

一回目の受診の時に20問ぐらいの簡単な問診を受け、その時に先生からは「自閉症ですね」と言われていました。

私はそのことを思い出し、診断がついているのかと思って病院に確認し、診断書が欲しいと電話しました。

その段階では受付の人にはもらえるかどうか曖昧な感じでしたが、診断書がもらえるなら受診したいということで、とりあえず受診することにしました。

発熱などのほかの症状がある子たちを横目に、私は子供を連れず一人で小児の総合病院の待合で待っていました。

加配の実施と今後

順番になり、ようやく呼ばれ、主人と一緒に先生とお話しすることができました。加配のことはまず伝えず、診断書が欲しいということだけ伝えました。

その後、先生に診断書を何に使うのか聞かれたので、「保育園の加配のためです」と正直に答えました。

その後、先生から保育園での様子について少し聞かれ、加配が必要な点も強調して話しました。

加配の申請自体は、保護者が行うのではなく、役所が行政にする形ですので、保育園から必要な書類をもらって、それを記入するだけで済みました。

その時に、うちの子に対して必要な物品を買ってもらえるサービスもあるそうで、その了承もしています。

果たしてどんな物品を買ってもらっているのかは分かりませんが、今度聞いてみたいと思います。

実際、うちの園では保育士さんの配置基準よりも多く先生を置いてもらっているようです。

特に年度初めということで、子どもたちが新生活に慣れるまでの間は、職員の数を増やしているそうです。

ただ、徐々に慣れてくると、先生の数は配置基準に戻るということなので、今回の加配によって、うちのクラスは一人多い配置になりました。

加配の申請をするにあたって、保育園の先生に言われたことは、「加配の先生が必ずしもうちの子をいつも見ているわけではない」とのことでした

まあ、先生も忙しいと思うので、他の子のお世話もして欲しいと思うのですが、一応、建前上は本人ができるときはやってほしいということだそうです。

なので、お母さんがクラスの様子を見ているときに、必ずうちの子に一人ついているというわけではないということを念押しされました。

また、加配のルールで、加配が必要な子ども3人に対して、職員が1人付くという形になるので、必ずしもうちの子についているわけではないということも補足してくれました。

その際にクラスに何人かはいる子がいるか教えてくれませんでした。そこは個人情報みたいですね。

実際、加配が行われても私の体感としては特に変わりはありません。子ども本人の体感としては、手伝ってもらえる頻度が増えたりするかもしれませんが、それを子供から聞くこともありません。

まあ、本人も目まぐるしく成長しているので、いつかは加配がなくても良いかなと思っています。

保育園の配置基準自体がそもそも手薄すぎるので、このまま加配でもいいかなと思っています。

小学生になったらどうなるんだろう、まだまだ悩みは尽きません。

コメント